訪問看護を担当するのは看護師のみ?
- 2024.07.19
訪問看護は、看護師が中心となる看護サービスですが、他にもさまざまな専門職が関与することがあります。
訪問看護の基本は、看護師となりますが、主に訪問看護を利用する利用者の健康管理や治療、リハビリなどを担当することになります。健康管理や治療の中には、投薬の管理から傷の手当て、リハビリに関する支援などあらゆる面からのサポートが必要とされますが、利用者だけではなく、その家族へのアドバイスも業務に含まれます。
基本的には看護師がリハビリに関する支援などを行いますが、そのリハビリのプログラムの作成や行い方、効果などを確認・支援を専門的に行うのが理学療法士で、訪問看護を行う看護師とともに、利用者と接することもあります。
日常生活の中の動作などの改善を目指し、生活の質を向上させるための支援を行う作業療法士や、言語や発声に何かしらの問題を抱えている場合は、言語聴覚士などもサポートを行うことがあります。この他にも、食事管理や栄養指導などを行う栄養士なども携わることが多いです。
訪問看護を行ううえで必要不可欠となるのは医師の存在です。
医師が、診断や治療方針の決定、治療計画などを立てることで、その計画に基づいて看護師や他の専門分野のスタッフが看護を行っていく形となっています。看護師をはじめさまざまな専門職が協力し合い、訪問看護の質を向上させ、利用者の健康と生活の質を守っています。